道のり
道のりは木曽はヒノキの里にある上松技術専門校木工科からはじまりました。
家具職人としての修行です。
その後、勤めていた家具会社の倒産や、徹夜でからだを壊したり、様々な仕事で生活を繋いだり。。
でもいつか家具屋をひらきたい!という想いでなんとかやってきました。
そして、ずっと昔から僕が世界一働きたかったデンマークのカールハンセンで
工場倉庫長を経験させてもらい
2017年の秋、鎌倉は稲村ガ崎の静かな丘の上に
『kaina』という小さなお店を開きました。
古巣のカールハンセンやフリッツハンセン、ウィルクハーンなど、
北欧の家具を中心に「良いと思う家具だけ」を扱っていて
お茶やお酒を飲みながらゆっくりしてもらえる。そんなお店です。
kainaは特注の家具屋さんではありません。
色々な出会いから、考えも変化してきました。
僕の「作る技術」を「壊れてしたまった良いモノたちを甦らせる技術」
に変えることに決心しました。
SDGsとか持続可能な...なんてことをよく聞きますが
そんな大それたことを言うのではなく、
あるものでまかなったり、
愛着あるものを長く使っていくためのお手伝いをするのが一番かと。
そのために買い付けてきたビンテージ雑貨やみなさんが使っている家具の修理する。
それが一番の環境配慮だったりするのかな、と思ったりします。
「Attic-vintage」は「kaina」のオンラインショップ部門です。
実店舗だけではなく、共感してくださる方がいらっしゃったら全国にお届けしたくてオープンしています。
*Atticとは英語で屋根裏
屋根裏部屋に眠っているようなホコリを被ったモノでも
リペアしたり磨いたら、きっと理想の生活の脇役になってくれるだろう。
そんなものをひとつひとつ手入れして、大切に使ってくれる人におとどけしたい。
そんな想いが詰まっています。