2019/06/18 19:44
突然の題材、カールハンセン。
おかんにはお決まりのように、
どこのプロレスラー?と言われるこの名前。。。
僕が独立してお店を始める前に勤めていた1908年創立のデンマークの家具の会社です。
(この写真は随分昔のデンマーク、コペンハーゲンのショールームですね。。^^; )
お店をフォローしてくださっている方は
どれくらい知ってらっしゃいますかね??
家具が好きな人しか知らないところだけど、
僕にとっては20代からの憧れで、PPモブラーかカールハンセン。
その二つが世界一働きたかった会社なんです。
そこまでたどり着くまでには紆余曲折
色々悩みながらの人生だったし、
業界的に待遇も良くはないし、
決して楽ではありませんでしたが。。。苦笑
カールハンセンジャパンでは、都内に倉庫、修理工場がありました。
口下手でPRも下手くそな僕は営業ではなく、
ずっとやってきた技術系や品質系の仕事が活かせる
倉庫工場長を務めていました。
決して楽な仕事ではなかったし、厳しい世界だったけれど、
名作家具達に触れられて、修理もしたり
とてもためになる貴重な時間でした。
カールハンセンやフリッツハンセンの工場では
作る場を見、詳細へのこだわりを知ることもでき、
きっと、僕だからできる商品説明というものも今はできるのかも?しれません。
デンマークにあるカールハンセンの工場(これも今は移転してしまいましたがねー)
カールハンセンといえば、有名なCH24(Yチェア)
50年以上も生産され続けているので
色々な問題も解決され続けて今がある。
だから、本当に品質が安定していて、クレームも少なく、安心して販売できる品物です。
Yチェアの肝のパーツは、無垢の板を縦目、横目に三枚で積層。
薄さの中に強度を持たせている。
僕にはCH20が合うのですが、ほかのシリーズも品質は安定。
だから、メンテナンスで受けるものは、10年ものはもちろん、30年を超えるものもあって
長く長く使えて次の世代にも渡せる逸品たちばかり。
ヤコブセンもさすがですよね。おなじみ、SASロイヤルホテルのスイートルーム606も見応えがありました。
泊まれたらもっと最高なのに。苦笑
ヨーロッパほどではないけど、日本でも長く大切に使う文化が芽生えているし、
さらにもう一歩先に進んで文化になってもらいたいなぁ、とも思います。
ふぅ、今日は東京まで仕事だったのだけど、
そろそろ鎌倉に近づいてきた。
遠い…
早く帰ってゆっくりしよ。
次は家具の修理とか手入れのこととかも書いてみようかな。